彼氏が欲しくて図書委員になった話

 

 

今日は高校生の時の話をします。

 

 

 

 

 

中学3年生の秋頃、私が受験する高校を決めるにあたって重要視したのは、

  • 当時の自分より少し上(頑張れば行けそうなレベル)の偏差値の高校
  • 男子がいない
  • 知り合いがいない
  • 英語科か調理系か普通科

でした。

 

結果選んだ高校は、通学に1時間半かかる女子校でした。

 

一から始める友達作り、そして忌まわしい男子達がいない学校生活に胸をときめかせて入学したことを覚えています。

 

しかし、半年ほど経った頃から彼氏が欲しいと思うようになります。

 

彼氏が欲しい。

 

あまりにも彼氏が欲しすぎたので、「よし、彼氏を見つけにいこう」と思い立つ私。

 

目の前には、当時図書委員(各クラスから1人選出される)の肩書きを持つ友達。

 

その子に「彼氏が欲しいから図書委員を譲ってくれ」と頼み込み、学年が上がるタイミングで図書委員を譲ってもらいました。

 

本が好きで図書委員会に入っていた友達には申し訳なかったです。まじごめん。

 

 

 

なぜ彼氏を作るために図書委員会に入ったのかというと、県内(もしくは一部地域?)の高校の図書委員会が一堂に集まる交流会が年に数回行われており、図書委員になるとそれに参加できると聞いたからです。 

 

交流会の内容は、例えば課題本を読んでディスカッションをしたり、オススメの本を紹介するプレゼン大会を開いたり、なんか作る会とか、そういうの。

 

交流会に参加する→他校の男子がいる→仲良くなる→彼氏ができる→はっぴー

と安直に考えた私は、この交流会に参加するためだけに図書委員になります。

 

この行動力、素晴らしいですね。是非とも就活に活かしていただきたい。

 

 

 

結局、高2の夏休みにその交流会で知り合った男の子と2人で映画を観に行くことになります。やったね。

 

 

 

でも、なんか、無理でした。

 

手を繋いでこられようとすると「ひぃ」となるし、とにかく帰りたくて仕方がなかったです。観た映画のタイトルすら思い出せません。

 

別に悪い人ではなかったと思うんですが...強いて言えば私が悪い人でした。

 

何が言いたいかというと、彼氏が欲しい欲しい欲しい!とがむしゃらに動いて、目の前にたまたま立っていた人を見つけてデートにありつけても、お互い良い気持ちしないよねってことです。

 

そのパターンで「私たち相性がいいわね!」と長く付き合えることもあると思うのですが、なんというか、目標が「彼氏を作ること」であるのは良くないなと思ったんです。

 

目標に向かって行動を起こすことはすごく大事なのですが、気持ちだけが先ばしって「誰でもいいから彼氏が欲しい!」となっていた私は愚か者でした。

 

 恋人が欲しいと思っている人は、それを目標にしない方が良いかもしれません。

「一緒にいて楽しい人と知り合えるといいな」とか、「話しが合う異性と仲良くなりたいな」くらいで動く方がいいです。本当に。

 

みなさんも、学校選びと恋人選びは慎重に。

 

ばいばい

 

あ、その後、なんだかんだで図書委員長選出されるのですが、人生何があるかわからないですよね。

めでたしめでたし。