一人暮らしfeat.夫

結婚するにあたって、私の地元でアパートを借りて暮らしているのだけど、

 

思えば、私は地元から離れることばかりを考えて生きてきた気がする。

 

 

高校選びは、地元から離れた市外の私立高校。

なぜなら、知り合いが誰もいないところで一から交友関係を築きたかったから。

 

大学は一人暮らしが出来るくらい遠いところへ。

父親含め父方が嫌いで実家から出たかったから。

 

でも一人暮らしってそんなに良いものじゃなかった。ので、1年も経たず実家へ帰った。

この時から、私は地元から離れられなくなった。実際には、"母親"から離れられなくなった。

 

まずそもそもとして、うちの経済状況的に、大学の一人暮らしは私が想像していたような華やかな部屋ではなかった。

ぼろい、8畳一間2.5万円のアパート。

 

 

これは誰にも言ってないのだけど、実は引っ越した初日の夜に「あれ?やばい、いけそう?」と既にホームシックになりかけていた。

あんなに実家から出たかったのに、いざその状況になると心細かったみたい。

 

正確に言うと、実家が恋しいのではなく、母親が恋しかった。

 

思い返せば、私は母親に甘えたい時期に甘えられなかった。小学生に上がる前までは独り占め出来ていたしめちゃくちゃ甘えられたのに、急にそれが叶わなくなった。

 

1番甘えたかった小学生時代に、全く甘えられなかったわけではないけど、多分、甘えられる環境が不十分だったんだと思う。確かに、よく考えたら小学生の頃は母親を恐いと思っていた。

 

中学生の時、運動会の帰りに友達が親と仲良くしているのを見て「うちはあんな風に仲良く出来ないタイプの家庭なんだろうな」と悟った?ことがあった。

 

実際には、そんなことはなく、高校から家庭状況が安定してお互いがお互いに優しくなり、尚且つ私も精神年齢が上がったので仲良くなれた。その頃から、お互いを尊敬しあえるようになったのではないかと思う。

 

 

そんな感じで、はじめての一人暮らしを速攻で辞めた私は、「ああ、私って一人暮らし出来ないタイプなんだ」と就活の時も潔く実家から通える範囲で仕事を探した。

(実家から通っても仕事は泣きながら通ったし、速攻でやめた。)

 

 

冒頭の通り、今は結婚してアパートに住んでるわけだけど、実は彼氏というか夫というかダーリンというか旦那さんのことを、恋愛対象というより「第二の母」だと思って接している事の方が多い。

 

付き合ってる時も、ドキドキ感よりも安心感を相手に求めていたので、元から伴侶ではなく母親を探していたのかもしれない。

 

 

とにかくこれが、私の母親離れの強行手段。

いつまでも母親とは一緒に生きていけないだろうし、その時ばかりは帰る場所そのものが消えるから。

なので、ジェネリックママと一緒に生きることにしました。

 

実際には結婚しても母親とはしょっちゅう会ってるし連絡も取ってるんだけど。

 

 

とはいえ、やっぱり私は一人で生きていくことができない人間なんだろうなと思う。

 

1人で出かけたり行動することは出来るんだけど、それって「1人になりたい」と思うからこそ出来てるんだと思った。

一人暮らししてる人って凄いや。

 

 

でも、これで私も都会に住めます!

第二の母と一緒なら、どこへでも住める気がする。

 

私の一人暮らしはここから始まるわけだ。

そんでもって、いつか京都に住みたい。

 

 

ばいばい